俺流バリュー投資
サブプライムで米国の株式市場が大きく下落して、証券化を引き受けるファイーメイ、フレディマック(バフェットが大株主で知られてる)がいつ損失計上しそうか不透明で連日不景気だ、景気停滞だと騒がれてますが(このシステム自体が凄い。政府が住宅ローン債権を買い取って証券化してまるめてポイ。買った人は地雷踏むに等しいなww)今が買い時とばかりにさわがみ氏よろしくファンダメンタルを分析する毎日。ニートの辛いところ。
サブプライム新書読むならこっちのがお勧め
- 作者: 大類雄司,格付投資情報センターSF本部
- 出版社/メーカー: 格付投資情報センター
- 発売日: 2006/02
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バリュー投資鉄則
- 相場が下げた時に買いを入れる。上昇トレンドを描いた時にさり気無く売り抜ける。相場が下げた時、悪材料で大量に売り込まれた時が絶好の買い時。
- 株価はマーケットが付けた値段。あくまで本来のファンダメンタルに照らした企業価値を性格に反映している訳では無い。市場は往々に悪材料に過剰反応。
- 相場の上下の波を考慮すると最低でも1年、可能であれば次の上昇トレンドまでじっと我慢して保有し続ける。
- 妄想的利益の追求から入る投機では無く、実態経済・企業財務を踏まえたファンダメンタルを重視した投資。
- 財務分析はし過ぎてし過ぎることは無い。あらゆる材料をあら捜し。
俺指標解説
- 東証一部上場銘柄
東証一部上場基準とある通り、一般に上場基準・上場維持基準自体が相当厳しくなっている為、求められる財務的な数値は堅実。一概には言えないけど、安心感
- PERが20倍以下
PERとは株価収益率の事。株価が一株当り利益の何倍で評価されているかを示す。(株価÷一株当り利益)で算出。この数値が低いという事は一株当りの利益に対して株価が割安に評価されているという事。その企業の財務の実態を把握する事は勿論重要だけど、大概20倍以下を割安の目安とする。成長産業の成長株はこの数値が大概40、50%とかのまるでケインズの美人投票状態になります。目立たないけど、実は!!的な子を探しましょうww
- PBRが1倍以下
PBRとは株価純資産倍率の事。会社を清算した時に一株当りどの位の純資産が残るかという指標。(株価÷一株当り純資産)で算出。この値が低いという事は一株当りの純資産より株価が安くなっているという事で割安。
- 配当利回りが1%以上
これは出来れば過去5年程度の配当利回りのトレンドを追いかけるのが良し。業績悪化で配当無しとかいう年もあるので、安定した配当で株主を安心させてくれるかwwを判断。
- 時価総額1000億円以上
発行済み株式数×株価で算出された数値の事。まぁこんだけあれば安心感はあるんでしょう。(某L社の様な株式分割での吊り上げ工作がしにくくなっている昨今の市場では安心!?)
- 自己資本比率50%
資産全体に占める純資産の割合の事。株主が注入した資本や過去の内部留保が、銀行等から借り入れた借金や社債発行額を上回っているかどうかという指標。現実世界でも借金まみれは何かと不安なもの。一概に50%が良いとも限らない(資本コストを厳密に考慮に入れると)けども、まぁ50%は安心の目安。
- 1株当り利益が前年度比5%以上減益になった年が過去5年で1回以内である事
毎年順調に利益を上げ続けているかどうかを判定。人も会社もブレがあると何かと不安です。毎年利益を上げる=配当の支払い&留保分再投資で更に潤う事請け合い。
- 株式益利回り(PERの逆数。(一株利益÷株価)×100で算出)が2.8%以上である事。(10年モノの長期国債の利回りを1.4%と仮定しその2倍とする。)
一株当りの利益率。国債買ったよりも低いならよほど思い入れのある会社で無ければ躊躇する所。
- スクリーニング後の銘柄からは、1業種につき1銘柄を厳選し購入。
まぁ、純正バフェット的なバリュー投資では普通分散投資というのはやらないものですが、現代投資理論チックなフレーバーを振り掛ける感じで業種だけでも分散すればリスクは分散します。現代投資理論(モダンポートフォリオセオリー)では市場に固有のリスク(βという)を抜かした個々の企業のリスクは業種によりバラつきがあるため(最近だとサブプライム余波で建設・不動産とたくさん倒れましたwwその時々の政治・経済・社会的なリスク要因に影響を受けるのは特定の業種に偏る。)なるべく多くの業種にバラけさせて持つのが何かと安心。期待リターンに対するリスク寄与度てな表現で言われますが、要は沢山の業種にばらけて持つと、期待リターンは高いままの状態でリスクが抑えられるという事。
- 年初来高値・安値の平均値以下の価額で取得する。
これは全くの出鱈目かも!?なるべく安く、閉店前のスーパーで弁当を物色する感覚でww
- クォンツ・スコア!!が70以上の銘柄に関しては多めに購入。
クォンツ・スコアはクォンツリサーチ社。株マップの運営が提供している指標で割安度や財務健全性等様々な指標を織り込んだ数値で高ければ高いほど買い時になるという数値。参考にすべき。ちなみにSBI証券のスクリーニングはここが提供。GSのクォンツ出身の方が経営する金融工学を使った投資情報サービスを提供。金融工学はわからんけど、とにかく色々な指標が見やすい。
まぁ、IBとかで毎日徹夜しながらデューデリやってる様な人達にバリュエーションやってもらうのが一番なのかもしれないけどww個人投資家向けバリュエーションやります!!みたいな人現れないかなぁ。それかみんなでバリューとかww
運用大国なるか!?
- 作者: 澤上篤人
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